『これが水樹奈々か!』
最近好きになりました。去年の紅白あたりから気になり始め、ULTIMATE DAIAMONDをレンタルしてこりゃすげぇなと思い始め、ついに買ったのがこれです。歌、うまいです。もう、とんでもなくうまいです(笑)

いくつかの作品のレビューをみて気になるものを見つけたので、私ものっておきます(笑)歌唱力があるかないかというやり取りです。そのどれもが抽象的で、かつ、主観的な捉え方でぼんやりとうまい!いや、いまいち!って言っている様な気がします。なので、ここは分析的に歌唱力についての個人的な見解をレビューします。というのも水樹奈々さんがあまりにも素晴らしいので、書かずには居られないです

歌唱力にはいくつかの要素があると思います。ここでは声質、声量、声域、音程、曲に合わせた表現力、曲の中での表現力に分けて考えます。まず、声質ですが、比較的明るくて太いです。重みがあってごてごてした曲にも音負けしません。声量は多い方でしょうか。しかし、声量がある人が優れた歌手とは限らないとは思います。それでいうと私はMISIAやglobeのKEIKOなどはいまひとつだと思ってます(失礼)。声域は広いです。ファルセットが上手ですね。ポップスの場合、地声域が広い事などとるに足りません。声量にも言えることですが、声域の広さを言ったらオペラ歌手よりうまい歌手がいないことになってしまいます。音程に関しては全く問題ないです。表現力には大きく分けて2つの表現力があると思います。比較的簡単な、曲に合わせた表現力と、高いレベルの曲の中での表現力です。曲に合わせた表現力は声優という職業柄でしょうか?あるときはガーリー(DISCOTHEQUE etc.)、あるときはセクシー(MARIA&JOKER etc.)、あるときは切なく(Silent Bible、深愛 etc.)、あるときは優しく(夢の続き etc.)、あるときは強く(Trick Star、Unchaind World etc.)など様々です。そして、一番感心したのが曲の中での表現力です。簡単にいえば感情の込め方、細かくいうと強弱、フレージング、アーティキュレイション、ビブラートなどのアイデア。特にすごいと思ったのはULTIMATE DAIAMONDに収録されている沈黙の果実です。この曲では水樹奈々さんの様々なアイデアを聴くことができ、最高に楽しめます。特にアーティキュレイションがいいですね。 水樹奈々さん、アイデアがたくさんある、つまり引き出しが多いのでしょうね。真のアーティストと言えるのではないでしょうか?ライブに行ってみたくなりました

長々失礼しました。 曲のレビュー、しなくてすいません。とにかくオススメの一枚です。ULTIMATE DAIAMONDもオススメです。